確定申告を税理士に丸投げする費用は、個人事業主で10〜20万円程度が相場です。記帳代行から申告書作成・提出まで全てお任せできる反面、費用は高めになります。本記事では丸投げの範囲・費用内訳・最低限用意する書類・費用を抑えるコツを詳しく解説します。
確定申告「丸投げ」とは?何をしてもらえる?
丸投げに含まれる作業の範囲
確定申告の「丸投げ」とは、領収書・請求書・通帳明細などの書類を渡すだけで、記帳(帳簿入力)から確定申告書の作成・提出まで全てを税理士に依頼することです。
丸投げで対応してもらえる主な作業:
- 領収書・請求書の整理・仕訳入力(記帳代行)
- 売上・経費の集計
- 青色申告決算書または収支内訳書の作成
- 確定申告書の作成・電子申告(e-Tax)
- 還付金の確認・説明
- 申告後のフォロー(税務署からの問い合わせ対応等)
丸投げでも自分でやることが残る作業
「丸投げ」でも以下は自分で行う必要があります。
- 書類の収集(領収書、請求書、振込明細等)
- マイナンバーカードの用意
- 申告内容の最終確認・署名
- 税金の納付(納税が発生する場合)
確定申告の丸投げ費用相場
個人事業主・フリーランスの丸投げ費用
| 売上規模 | 丸投げ費用(年額) | 内訳の目安 |
|---|---|---|
| 年商〜500万円 | 80,000〜150,000円 | 記帳代行+申告書作成 |
| 年商500万〜1,000万円 | 100,000〜200,000円 | 記帳代行+申告書作成+消費税 |
| 年商1,000万円超 | 150,000〜300,000円以上 | 個別見積もり |
給与所得者(副業・不動産)の丸投げ費用
副業収入や不動産収入がある給与所得者の場合、丸投げ費用は50,000〜150,000円程度です。書類が整っており、取引数が少ない場合は費用を抑えられます。
費用が高くなるケース(大量取引・複数所得)
- 月次取引数が300件以上:記帳代行費用が大幅に増加
- 仮想通貨取引が多数:計算ツールが必要で費用増
- 不動産物件が複数:物件ごとの計算で工数増
- 相続・贈与が絡む:特殊業務として別途費用
丸投げ費用の内訳:何に費用がかかる?
記帳代行料
領収書・請求書・通帳明細を税理士が入力する費用です。月次の仕訳数によって異なり、月50仕訳で5,000〜10,000円、月200仕訳以上で20,000〜30,000円程度が相場です。年間では60,000〜360,000円程度になります。
確定申告書作成料
申告書の作成・提出費用です。青色申告(65万円控除)で30,000〜70,000円、消費税申告が必要な場合はさらに20,000〜50,000円追加になります。
申告後サポート料
申告後の税務署からの問い合わせ対応・書類返却・翌年の資料準備のサポートが含まれることがあります。別途費用が発生するかどうかを事前に確認してください。
丸投げで必要な書類(最低限用意するもの)
売上関連書類
- 売上請求書のコピーまたは一覧表
- 入金が確認できる通帳明細・振込明細
- クレジットカード決済の場合は決済明細
経費関連書類(領収書等)
- 領収書・レシート(できる限り月別に分けて渡す)
- クレジットカード明細(事業用カードのもの)
- 交通費の記録(ICカード履歴・手書きメモ等)
- 家賃・光熱費・通信費の按分計算用の書類
その他の添付書類
- マイナンバーカードまたは通知カード+身分証(※[Your MyNumber]は適切に管理された上で提示してください)
- 前年の確定申告書(初回以外)
- 各種控除証明書(生命保険・地震保険等)
- 青色事業専従者がいる場合:支払記録
| 書類の整理状況 | 費用への影響 |
|---|---|
| 月別・科目別に整理済み | 最も費用が低い(〜10%削減) |
| 月別のみ整理済み | 標準費用 |
| 整理なし(完全丸投げ) | 最も費用が高い(20〜50%増) |
丸投げのメリット・デメリット
メリット(時間節約・ミスゼロ・節税提案)
- ①時間節約:記帳・集計・申告書作成の全工程を任せられるため、本業に集中できます。
- ②申告ミスゼロ:プロが作成するため、計上漏れ・計算ミス・65万円控除の適用漏れなどのリスクを排除できます。
- ③節税提案:税理士が帳簿をチェックする中で、見落としている経費や節税策をアドバイスしてもらえます。
- ④税務調査対応:丸投げを通じて継続的に関与している税理士がいれば、税務調査が来た際にスムーズに対応できます。
デメリット(費用が高め・依存リスク)
- ①費用が高め:自己記帳+申告書作成のみ依頼と比較して、費用が50〜100%高くなることがあります。
- ②書類の受け渡し手間:領収書などを郵送・持参・スキャンして渡す手間があります(オンライン対応の事務所ではクラウド共有も可能)。
- ③経理知識が身につかない:全て任せると自社の経営数字を把握する機会が減ります。
税理士への依頼を考えるときの関連記事
費用を抑えながら丸投げに近い依頼をするコツ
「丸投げに近いが費用を抑えたい」場合の最善策は、クラウド会計ソフトの自動連携機能を活用することです。
- 銀行口座・クレジットカードをfreee・マネーフォワードに自動連携する
- 自動仕訳された取引を月1回チェックして承認する(10〜30分/月)
- 確定申告書の作成・提出のみ税理士に依頼する
この方法で記帳代行費用(月5,000〜30,000円)を削減しながら、申告の精度と節税効果を維持できます。
個人向けサービス比較
| 依頼の種類 | 年間費用目安 | 手間 | 節税効果 |
|---|---|---|---|
| 完全丸投げ(記帳代行込み) | 100,000〜200,000円 | 最小 | 高 |
| 自己記帳+申告書作成依頼 | 50,000〜100,000円 | 小(月1〜2時間) | 高 |
| クラウド会計+確認のみ依頼 | 30,000〜70,000円 | 中(月2〜4時間) | 中〜高 |
| 完全自己申告 | ソフト代のみ | 大(年30〜100時間) | 低 |
よくある質問(FAQ)
Q. 確定申告を丸投げするといくらかかりますか?
A. 個人事業主・フリーランスで年商500万円未満の場合、80,000〜150,000円程度が相場です。取引数・書類の整理状況によって大きく変動します。複数の事務所に見積もりを取り比較することをおすすめします。
Q. 丸投げで税理士に渡す書類は何ですか?
A. 最低限必要なのは①売上の入金が確認できる書類(通帳明細・請求書)、②経費の領収書・レシート、③マイナンバー関連書類、④前年の確定申告書(初回以外)です。できる限り月別に整理してから渡すと費用を抑えられます。
Q. 丸投げは個人事業主でも可能ですか?
A. はい、個人事業主・フリーランスの方が最も丸投げのニーズが高く、多くの税理士事務所が対応しています。開業初年度で帳簿管理に慣れていない方や、本業に集中したい方に特におすすめです。
Q. 丸投げと顧問契約はどう違いますか?
A. 丸投げは確定申告時期のみの対応(スポット)が多いのに対し、顧問契約は月次で継続的に帳簿チェック・節税提案・相談対応を受けられます。丸投げのほうが年間費用は高くなりやすく、顧問契約は月次費用がかかる代わりに節税提案や税務調査サポートも充実しています。
まとめ
確定申告の丸投げ費用は個人事業主で8〜20万円程度が相場です。クラウド会計の自動連携で自己記帳を簡略化し、申告書作成のみ依頼することで費用を半額以下に抑えられます。
▼ 個人事業主の記帳・確定申告はこちら
https://leapal.jp/palulu/
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